2008-09-03

麻生太郎のマンガ熱

福田首相が辞任しましたね。
次は「ローゼン閣下」の異名をもつ、
マンガ好きの麻生太郎さんが有力視されています。

麻生さんはマジでマンガが好きらしく、
以下のブログで紹介されていた挨拶が熱い。

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http://sasakima.iza.ne.jp/blog/entry/283703/

【平成19年8月4日】 高知市で行われた漫画甲子園の開会式での発言

全国高等学校漫画選手権大会に参加する選手諸君。外務大臣麻生太郎が、まんが甲子園の諸君にこうしてあいさつを言える。数十年漫画を読み込んで来た者として、こんなにうれしいことはありません。勝ち上がってきた諸君、暑い夏は、君たちのために準備されていたようなものだ。白球を追うばかりが甲子園ではありません。指先が痛くなるまでペンを握りしめ、白々と夜が明けるまで机にかじりつくのだって、君たちの青春、勝負だろうと思います。
日本人くらい、マンガの文法を自然に身につけている国民はおりません。このコマは、どうしてこの大きさなのか。なぜここは、背景が真っ黒でないといけなのか。君たちには、その理論が知らないうち身についている。なぜ身についたか。
君たちの前に、偉大な先人の独創があった。その前には紙芝居という、これも日本の発明がありました。伝統はえんえんとさかのぼり、かの「鳥獣戯画」までいくのであります。その伝統の最先端に、君たちがいま、栄冠かけて競い合おうとしている。
マンガは友情を描きます。人生をたった一コマに詰め込み、人の世の、喜び苦しみを描く。CGには絶対つくれない夢の世界を、二次元世界に定着できる。それをすべて、君たちのペンが成し遂げられるのです。
このことに、世界はやっと気がつきました。世界中でいま、猛烈な学習を始めています。外務大臣としてこのあいだ、国際漫画賞というのを出しました。香港の漫画家が第一回の受賞者になって、マレーシア、香港、オーストラリアの作家には奨励賞を出しました。彼らの作品を見ると、日本の漫画家の誰から影響を受けたかすぐわかります。ドイツからブラジルまで、応募作品どれ一つを見ても、日本の影響が色濃く出ていた。
漫画はいま、世界の人々が夢を紡ぎ、愛を語り、怒りをぶつけるメディアになったのです。そしてその誕生の地、日本の、最も熾烈な戦いの場に今君たちは出動しようとしている。君たちのような存在が、世界中の若者からどれほど羨望のまなざしで見られているか。ぜひそれを知っていてほしい。最高峰のフィールドに、君たちは立っている。まんが甲子園の選手諸君。ストーリーをとことん練れ。線に目一杯命を賭けろ。君たちの作品を、雑誌で読める日を待っています。

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すばらしい挨拶ですね。
そして、マンガに対してこんなに熱い思いを持っているんですね。
ひょっとしたらパフォーマンスかもしれないけれど、
それでもマンガという文化を理解しようとする姿勢は評価できるでしょう。

首相になったとしたら、日本のサブカルチャーをPR・育成するような
プロジェクトを立ち上げてくれるのでしょうか。期待してます。

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