2010-02-09

「イノベーションのジレンマ」

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
伊豆原 弓

翔泳社 2001-07
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アメリカのハーバード・ビジネス・スクールの教授さんのビジネス本。
これは良書です!
マーケティングなどに興味がある方にはぜひ読んでみてほしい。

どんな産業でもまったく新しいイノベーションが起こることがあり
それの結果、いかなる大企業でも弱体化し最悪倒産する。
そんな、技術が進歩が会社の発展につながらないという「ジレンマ」は
昔も今もたくさんあり、なぜそういったことが起こるのか分析した本です。

この本ではハードディスク業界を具体例として紹介しています。
そして既存の会社を破滅させうる新技術を
「破壊的イノベーション」と称しています。

技術の進歩と発展、そしてそれが浸透するためには
市場ニーズがなくてはならず、
技術を進歩させることに注力できるのは
新たなベンチャーが中心。
向こう見ずなまでの、技術発展にかけるエネルギーと
それに対応する市場の見極め、
さらには既存顧客へのニーズも無視しない。
実に多様な方法を用いて初めて
破壊的イノベーションに対応できる。
イノベーションにどのように対処すればよいか、
また自分たちがイノベーションを生み出すときに
気をつけなければいけないことは何か。
そういった、技術発展へのヒントが隠された本でした。

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