2011-08-23

「ガダラの豚」中島らも

ガダラの豚 1 (集英社文庫)ガダラの豚 1 (集英社文庫)
中島 らも

集英社 1996-05-17
売り上げランキング : 18220

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者・大生部多一郎はテレビの人気タレント教授。彼の著書「呪術パワー・念で殺す」は超能力ブームにのってベストセラーになった。8年前に調査地の東アフリカで長女の志織が気球から落ちて死んで以来、大生部はアル中に。妻の逸美は神経を病み、奇跡が売りの新興宗教にのめり込む。大生部は奇術師のミラクルと共に逸美の奪還を企てるが…。超能力・占い・宗教。現代の闇を抉る物語。まじりけなしの大エンターテイメント。日本推理作家協会賞受賞作。


娘ちゃん入院の付き添い時に読了。
中島らもさんの小説です。

これは!実にすばらしい!エンターテインメント!!

読んでいてわくわくさせるような展開と
マニアックすぎる呪い関連の情報が交錯し
小説の世界に引きずり込まれます。

読みやすく、分かりやすく、登場人物に感情移入もしやすい。

全部で3巻ある小説ですが、長さが気にならない。
むしろ続きが気になって仕方がない。
2~3日で一気に読んでしまいました。
エンディングの爽快感もすばらしい。

らもさんのポップさとマニアックさがいい感じに同居しています。

らもファンのみならず、単純におもしろい
小説が読みたい人に。ぜひすすめたいです。

このブログを検索