2012-03-05

Né-netデザイナー 高島一精 graf 服部滋樹 トークショー

3月3日、金沢フォーラスで開かれた
Né-netデザイナー高島一精さん、graf代表服部滋樹さんのトークに行ってきました。

3月1日に金沢フォーラスにNé-netがオープン、
それを記念したイベントです。

もともと仲良しのお二人が雑談するといったふうな、
非常に(いい意味で)ゆるいトークでした。

個人的に、高島さんの発言で驚いたことがいくつか。

まず就職活動。
したことがないと。
文化服装学院在学中から、あちこちのアパレルコンテストに参加、
入賞を繰り返して3年間で賞金トータル300万!
(しかもそのお金はほとんど親孝行で使ったそう・・・)

そのコンテストを通してhiromichi nakanoでおなじみ
中野裕通氏と知り合い、誘われて入社。
しかしカバン持ちなど、アパレルデザインにあまりかかわれず
その後イッセイミヤケに転職、ネネット設立に至る、と・・・

在学中から才能を発揮していたんですね~。

そしてデザインのテーマ。
ほとんど悩まず、ほぼ「降りてくる」と。
デザインコンセプトなどの真意も「そこまで深く考えてない」と。
直感形の天才です。
このセリフ、どっかで聞いたことがあると思ったら
横尾忠則先生も同じようなことをおっしゃっていた・・・
テーマは自分から見つけるのではなく、
そちらから勝手にやってくる、と講演で聞いたことがある。同じだ。

また、ネネットでは「インドの向こう側」「ロシア」などの
異国をテーマにすることが多いものの、実際行くことはなく、
自分の中のイメージを最大限ふくらませて妄想しまくってから
デザインするそうです。
あの微妙なうさんくささとかわいさの同居は、
このような思考から産まれるのか。なるほど。

さらに。
終演後、写真撮影に気軽に応じてくださったのですが(このフレンドリーさ!)、
「デザインが思いつかなくて悩むことってありますか?」との質問、
「ないっすね~」と のお答え!!
て、て、て、天才や・・・

ネネット、ますますファンになってしまいました。
フォーラス、これからもっと足を運びそう。

このブログを検索