2013-04-30

どの花見てもきれいだな 花の楽園 となみチューリップフェア

北陸のGWのイベントといえば、これ!

富山の「となみチューリップフェア」。

チューリップが「これでもか!」ばりに
一面に咲き誇る、一大イベント。

チューリップ、好きです。
その鮮やかさ。
まるでつくりものみたいなビビッドさ。
それがいたるところに咲くさまは、実に見事ですよ。













5月6日まで休まず開催中。

とにかくチューリップ、チューリップ、
見ても見てもチューリップばかり。

それだけ、といったら失礼ですが、
それだけなのに、なぜか楽しい。

しかも!
今年は、会場内にある砺波市美術館で開かれている
土門拳展にも、入場可能!

2013-04-25

「奇子」手塚治虫

手塚先生のマンガは、
名がしれているものは、だいたいおもしろい。


ブラックジャックやら火の鳥やら、
鉄腕アトムやらどろろやら…


いろいろ読んだ中で、
きちがい度と話のおもしろさバランスがいいなー、
と感じたのが、「奇子」(あやこ)。


奇子 (上) (角川文庫)奇子 (上) (角川文庫)
手塚 治虫

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奇子 (下) (角川文庫)奇子 (下) (角川文庫)
手塚 治虫

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呪われた出生を背負い、運命にもてあそばれる奇子。地方旧家、天外家の人々を核に、激動の戦後史を背景に、哀しくもたくましい奇子の運命を描いた感動巨編!



子ども厳禁なダークな作品。
ありとあらゆるタブーに挑んだような。

実際に戦後におきた「下山事件」なども
物語中に登場し、関連します。

そのため、まるでノンフィクションのような
リアルさをもった作品。もちろんフィクションですが。

ドロドロ&ドロドロ。
日本の家制度の悪しき部分、全開。








2013-04-24

うまい魚をたくさん安く 厚生食堂

魚、好きです。

肉も好きですが、魚、好きです。

特に金沢にUターンして以来は
魚のほうが好きになってきた気が。
年齢もあるのでしょうけど
何より素材がいいのだと思います。

で、そんな魚好きの我が家が
「魚くいてえな・・・」と思ったら
9割がた、ここに行きます。

金沢港にある「厚生食堂」。

頼み方のこつは「ライス小」。

定食をライス小にすれば100円引き。
ライス小単品でも100円。
でも、明らかに「小」サイズじゃない。
多いです。というか通常サイズは多すぎる・・・


さばの味噌煮定食900円。
ライス小で100円引き。

そして、フライの単品注文が激安!


カキフライ、キスフライ、
この盛りっぷりで、なんとたったの500円!!


土曜は定休なので注意。
そして大人気店なので、混むのも注意!

2013-04-23

「11人いる!」萩尾望都

昔、少女マンガが苦手でした。

ステレオタイプな少女マンガの表現
「お目目大きめ」「キラキラした目」
「蝶よ花よみたいな世界観」、
これらにアレルギー反応を示してしまっており、
避け続けていました。


大学のときに、タイトルに惹かれて
買った「11人いる!」。
※リンクのWikipediaはオチまで解説しています、注意!

11人いる! (小学館文庫)11人いる! (小学館文庫)
萩尾 望都

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宇宙大学受験会場、最終テストは外部との接触を絶たれた宇宙船白号で53日間生きのびること。1チームは10人。だが、宇宙船には11人いた! さまざまな星系からそれぞれの文化を背負ってやってきた受験生をあいつぐトラブルが襲う。疑心暗鬼のなかでの反目と友情。11人は果たして合格できるのか? 萩尾望都のSF代表作。


これで、そんなステレオタイプな
「少女マンガ像」をぶっ壊されました。

と同時に、視野が狭まっていた
自分を恥じました。

こんなおもしろい作品を読まずして死ねるか。

そう思わせてくれる力をもった作品です。



絵は、いわゆる「少女マンガ」チック。


しかしそんなこと、まったく気にならないほど
ストーリーがおもしろい。
SFでもありながら、人間群像劇でもあり、
しかもドロドロもしている。


萩尾望都先生は天才ですね。

これ以降萩尾先生にハマりまくり
「トーマの心臓」「ポーの一族」「銀の三角」と
アレコレ読みふけりましたが
やっぱりいまでも「11人いる!」が一番好きです。







2013-04-22

加賀温泉のラーメン人気店「アサヒ軒」

ラーメン。

それは日本の国民食。

全国で食べられる、大衆グルメ。

観光地でも食べられる、定番グルメ。

そう、それが温泉街でも。




加賀温泉にある「アサヒ軒」は
地元に人気と聞くお店。
仕事で加賀温泉方面に行った際、
寄ってみました。

いわゆる「レトロ調」のお店、
ホーロー看板があちこちに。


中華そばは580円、
食べログ等を見ると、「エビうま煮そば」がうまいらしい。
しかしそちらは1000円超え。

間をとって、「うま煮そば」にしました。


醤油ラーメンのうえに、
とろみがついた野菜あんかけ炒めが載ってます。
840円。

こ、これは。

うまいじゃないか。

いわゆるラーメンのうまさに、
野菜炒めのうまさも加わり、
大変濃厚。

ただ鬼のように熱い。とろみがついているから。
急いでいるときは避けたほうがいいです。


加賀のほうでうまいラーメン、
そして素朴なラーメンを食べたくなったら
おすすめです。

ただ、店が狭いので
ちょっと待つこと前提かな・・・



2013-04-19

今年のとなみチューリップフェアでは土門拳展も!!

毎年のGW、富山の砺波では
「チューリップフェア」が開催されます。
チューリップが一面に咲いた公園を見学、
ただそれだけなのですが、その数といい種類といい
広さといい圧巻。
うきうきしてきます。





この写真は数年前に撮ったもの。

で、今回、同じ会場にある
砺波市美術館」で、土門拳展が開催され
なんとチューリップフェアのチケットで観覧可能!!

土門拳とは・・・
土門 拳(どもん けん、1909年明治42年)10月25日 - 1990年平成2年)9月15日)は、昭和時代に活躍した日本写真家
リアリズムに立脚する報道写真、日本の著名人庶民などのポートレートスナップ写真寺院仏像などの伝統文化財を撮影し、第二次世界大戦後の日本を代表する写真家の一人とされる。また、日本の写真界で屈指の名文家としても知られた。
Wikipediaより。




この方の写真は、まあすごい。
Googleイメージ検索したほうが早い。
えいっ


つまり1000円でチューリップフェアも土門拳展も楽しめると。

写真撮影の楽しみ、鑑賞の楽しみを一度に味わえると。





2013-04-17

和菓子屋さんがケーキ屋さんに パティスリー・オフク

金沢21世紀美術館のすぐそばにあった
和菓子屋さん「お婦久軒」。

なんとなんと、洋菓子・ケーキのお店に
リニューアル!!
息子さんかほかの方が継いだんでしょうか・・・


21美のすぐ隣、といっても過言ではない。

ケーキはだいたい400円台、
名前は忘れてしまいましたが、
2つ、いただきました。


ムース系。
酸味と甘みが実によく調和、
上のマカロンもさくさくで…

いい!!

最初は、「業態変更なんてして大丈夫?」と
思ってました、すみません。
ケーキ屋さんとして一流!!


ミルフィーユ系。
こちらも、パイ生地がバターの風味豊か、
しかも一番上がキャラメルでコーティングしてあって
満足度高いです。


当然駐車場はありませんが、
中心部に、わざわざ足を運びたくなる
ケーキ屋さんができました!!

2013-04-16

大人気!それもなっとく、味噌ラーメン専門店 麺屋大河

やっと行けた!

前々から気になって仕方がなかった
金沢駅近くのラーメン屋。

味噌ラーメン専門店 麺屋大河。
知らない人のブログとかでも盛んに紹介されてて
すっごく評判がよく、
しかし駐車場が3~4台分(しかも縦列)しかなく
行っても満車でフラれたことも。

仕事が忙しく外食にした晩御飯、やっと行けました。



22:00前に入ったけどほぼ満員、
駐車場、このときはゼロ。
でもほぼ満員…飲み終わりのお客さんが多いのかな?





最初なので定番の味噌にしてみました。
680円。



注文したらラーメンの前に
野菜ジュースを出してくれます。
自家製かな、これだけもっともっと飲みたいほどおいしい。



こちらがとうとうめぐり合えたラーメン。

こっ、これは…
なんとうまい味噌ラーメンか。
個人的味噌ランキング1位では。

正直、このお店に来といてなんですが、
味噌よりも醤油か塩、さっぱりのラーメンが好き。
しかしここの味噌は、そんな好みなど
凌駕するほどうまいです。

なんというか、濃いんだけど
嫌味でない濃さ。
くどいとも感じない、ただただうまい。

麺は超太め、固め、
それがスープとよくからんで、
ついついがっついてしまうほど、うまい。

これは評判になるわ…




カウンターしかなく、
子連れは厳しそうです。




2013-04-15

福井のB級グルメの帝王 ヨーロッパ軒「ソースかつ丼」

福井と石川は隣の県なのに
けっこう文化が違います。

そう感じさせられるメニューがこちら、
ソースかつ丼。

最近は雑誌などメディアに
盛んに取り上げられるようになり、
すっかりメジャーになりました。
というか自分もそれで知りました。
旅行情報誌の編集をしているときに。



福井ではカツ丼=ソースかつ丼、らしい。


ただ、ソースがかかったご飯の上に、
ソースにつけられたカツが乗った、
こういったら失礼だけど、
ほんとそれだけの料理。
野菜分、いっさいなし。

それなのにやたらとうまい。

軽い中毒症状をおぼえるレベル。

いまでこそいろんなとこで食べられますが、
やっぱり元祖の「ヨーロッパ軒総本店」は最高。
私も、はじめてここで食べてハマり、
それ以外の店(ヨーロッパ軒の支店など)で食べても
いまいち満足感が足りないほど。


こちらがソースかつ丼。
単品で850円。

ロースかつが3枚乗ってます。

ロースだけどたたいてあるのか、かなり薄め。

衣が薄め、カツも薄めで食べやすく
ソースが驚くほど、うまい。
なぜ、こんなシンプルな料理がこんなにうまいのか、
不思議で仕方ない、けどハマります。





お子さまランチもありますが高いですね。




地元っ子らしき人はかつ丼以外も食べており
ランチはおいしそう、いつも迷います。


2階にはじめて入りました。
座敷があるんですね、お子さまも安心!

2013-04-12

「秘密の動物誌」

秘密の動物誌 (ちくま学芸文庫)秘密の動物誌 (ちくま学芸文庫)
ジョアン フォンクベルタ ペレ フォルミゲーラ 荒俣 宏

筑摩書房  2007-11
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光る象、多足蛇、水面直立魚―。世界各地には驚くべき未知の動物が棲息していた!数々の珍獣を「発見」したのち謎の失踪を遂げた動物学者、ペーター・アーマイゼンハウフェン博士の偉業を、膨大な写真や詳細な観察記録などから紹介。「存在するとは写真にうつるということである」という逆説が、動物たちの存在証明を主張する。幻の生物たちが闊歩する「あったかもしれない地球」を夢見させ、想像力の冒険へといざなう驚愕の書、待望の文庫化。

世にも奇妙な新種の動物たちの写真、
そしてその生態の解説本。



と思いきや、完全なるフィクション。
しかしあえてフィクションとノンフィクションの境目を
あいまいにつくっている本です。
最初だまされそうになった。
それほど、設定が実にしっかりしている。


いわゆるフェイク・ドキュメンタリー。
この手法は創作物で数多くとられており、
有名かつヒットしたものでは映画
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」などが挙げられます。


この本が実に見事なのは、
前述したその設定の深さ、
そして何より写真です。


写真を見たら、フェイクであることが
すぐ分かるのですが、
それでも「よくつくりましたね!」といいたくなる、
完成度の高さ。そして想像力をかきたてられるような造型。


Googleイメージ検索すれば
その写真の一部が見られます。

本全体を包む、いかがわしさ。
見てはいけないものを見たような感覚。

この本自体がアート作品だと感じました。




2013-04-10

「怪談 人間時計」徳南晴一郎

怪談人間時計 (QJマンガ選書)怪談人間時計 (QJマンガ選書)
徳南 晴一郎

太田出版  1996-11
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昔から狂気とか怒りとか、
そういった「負の感情」とされるものに
彩られた創作物が好きでした。

映像でも絵画でも、音楽でも、
そういった負の激情を感じられるものをいたく愛しています。

このマンガはそういった、
狂気のおもむくままに描かれたような作品です。

昔から、ときどき、むしょうに読み返したくなる。



ストーリーは不条理そのもの、
唐突な展開ばかり。
決しておもしろいとはいえないと思います。
それでもなぜ惹かれるのか。

やはり、絵です。

絵柄が、ドイツ表現主義のような。
映画「カリガリ博士」のセットをほうふつとさせる、ゆがみぐあい。
それが人物にもおよんでいる。






ほんとに頭がアレが人が、
感情のままに作品を書いたらこうなるのかな、
そう感じさせてくれる、貴重な作品です。

作者さんは2009年に亡くなっているそうです
今知りました。



2013-04-09

F2.8 38mmレンズへの愛 ピッカリコニカ

前々からご紹介しているとおり
マイクロフォーサーズのシグマの交換レンズ、
「SIGMA 19mm F2.8 EX DN」がいたく気に入っており、
ずっとこれでしか撮っていません。



15000円くらいの廉価レンズで、
プロカメラマンの兄からは
「単焦点なのに接写も弱い」「なんで買ったの?」
と酷評されてしまい、
そりゃプロユースのウン十万するレンズと比べたらそうなるよな、
と思ったのですが、
おっしゃる通り接写はできないし、
弱点は多々あると思います。


それでもなぜか気に入っている。


なぜか。


先日それが、判明しました。





これ。
学生時代に愛用していた、フィルムカメラ。
通称「ピッカリコニカ」。コニカC35 EF。
(こちらは、セルフタイマーがついた「後期形」らしい)


兄が生まれたときに、
おじが両親にプレゼントしてくれたらしいもの。

学生時代に母から譲り受け、
(壊れてるからあげるって言われて、壊れてなかった)
ガシガシ撮ってました。


これのレンズが、F2.8 38mmなんですね。



長らく愛用してたカメラと、画角がまったく一緒だったと。

昔はカメラの知識もあまりなく、
レンズとか気にしてなかったんですが…

だから自分は、このSIGMAレンズが好きなんだと
気づいたのは、なかなかのアハ体験でした。


このレンズは、どうやら金属製のボディにリニューアルされ、
プラスチックのやつは生産中止になったようですが、
金属製のやつも性能はほぼ変わらないようで、
ピッカリコニカ愛好家は買って損はないと思います!


2013-04-08

兼六園でお花見&春ららら市

いよいよ花見時期!!

しかしまさかの低気圧直撃により、
土日ほぼ雨!!

土曜の午前なら、なんとか天気がもちそう、
ということで、平日通りの時間に起床して
8:30に兼六園に行ってきました。

さすがに早いからか、
そんなに混んでいませんでした。

曇り空ながら、さすがに見事。
いい、いいよ。わざわざ来た甲斐があったよ…












その後10:00くらいから、
しいのき迎賓館あたりに移動。
お目当ては、「春ららら市」。
話題になった書籍「乙女の金沢」の関連イベント。




ここでお昼をいただく算段でございます。

混む前に、売り切れる前に、ほしいものを!!

まずは、「a.k.a.」の「鮭と春キャベツの白味噌うどん」。

これ絶品でした~。
スープがクリーミーで、
鮭が実にいいお味。

つづいて、「くらげが雲になる日」の「タコライス」。

包装が超かわいい。
おしぼりつき。


肉の炊き込みご飯にサルサソースと温泉たまご、
アボガドのディップをまぜます。
これ、本場沖縄とはまったく違うベクトルながら
実においしい、炊き込みご飯がおいしいし
コーンチップがまぜられて食感もたのしい。


11時ごろには、どのお店も大行列。
行きつけのあうん堂さんも出店しており
いわく「去年の2倍の人出」だそうですが、
低気圧を懸念して2時で全部店じまいするとか。
早めに行ってよかった。


天気はほんとうに残念だし
それには逆らえないものの、
わざわざがんばって行った甲斐がありました。


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