2013-11-26

「修羅雪姫」上村一夫・小池一夫

古いマンガが好きです。

絵柄も話も、傾向として古いもののほうが好み。

で、絵がツボな漫画家さんに、
上村一夫さんがいます。
もう故人ですが、
「昭和の絵師」の異名をとった方。
たしか「寄生獣」でおなじみの岩明均さんも、
最初は上村さんのアシスタントだったはず。

日本画のような、
実に艶やかな絵を描く方です。

結構ヒット作も多く、実写化もされており
「同棲時代」「悪魔のようなあいつ」が著名でしょうか。



上村さんの作品は「詩的」なものが
多いように感じます。
特に原作がない、オリジナルストーリーの場合。

で、この修羅雪姫。
その詩的な絵と、アクション、そして
スピード感あふれる展開が味わえる作品。


修羅雪姫』(しゅらゆきひめ)は小池一夫原作、上村一夫作画による漫画週刊プレイボーイにて連載)、及びそれを原作とした映画
明治時代の日本。家族を殺され、悲惨な目にあった鹿島小夜は復讐相手の一人をどうにかしとめるが、獄中に入る。小夜は獄中で身篭り、産まれた女の子に雪と名づけ死ぬ。雪は剣豪でもあった道海和尚の元で厳しい修行を身に着け、自分を産んでくれた母に代わって復讐の旅を続ける。


まあこの主人公の「雪」が強い、強すぎる。
だいたいの話は1話完結で、殺し屋の雪の暗殺話。

依頼がある

敵地に潜入する

圧倒的な腕前で雪が敵を殺す

の繰り返しなのですが、
なぜだかおもしろい。
上村さんの絵がすばらしすぎるから。

絵だけで語れるというか、
セリフがなくてもかっこいい。







名作だと思っているのですが
Amazonには、中古しかないようですね・・・





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