2014-01-16

「やし酒飲み」エイモス・チュツオーラ

やし酒飲み (岩波文庫)
やし酒飲み (岩波文庫)エイモス・チュツオーラ 土屋 哲

岩波書店  2012-10-17
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アフリカ生まれの文学作品。


ありえない展開にうっとり。
おとぎ話、いやもっといえば呪い、神話。
そういった単語が頭をよぎる。


話は脈絡がないです。一切ない。
唐突。そして不思議。

つげ義春先生の「ねじ式」を思い出しました。
(それより前の作品ですが)
不条理極まりない。



また文章が、変。
ですます調・である調が混在する、
まるで子供の作文。
しかしそれでも読ませる力がある。


著者自身、英語ネイティブでないのに
英語でこれを書いたそうで
文法がところどころ違っているそう。
だからこの訳文がある、と。

この文面・物語ともに危うい感じ。
たまらん。


正直話がトビまくるので
途中で疲れてきますが
中編程度の長さなので安心。



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